▲二度と起動しないアプリについて語るエバンジェリストの藤城
みなさんは自分のスマホのホーム画面にあるアプリの数、数えたことありますか?
私、サービス企画部の渡邉の場合、93もありました。そのうち、ここ1週間で利用したのは18…改めて、ほとんどが利用していないことに愕然としています。利用しなくなった理由は、私なりにいろいろあるんです。
第1位「著名なTech系ブロガーのオススメでダウンロードしたもののの、私のライフスタイルで使う場面がない」
もっと精進してLifeをHackするようにします。ごめんなさい。
第2位「猛烈に本人確認をされて、ログインが面倒」
お気持ちはありがたいんです。
第3位「ノッてきたところで、突然ホーム画面に戻る」
「どないやねん!」と何度、心でつぶやいたことか。
第1位と第2位は個人的な心情ですが、第3位は他の方にも共通するようです。ある調査結果*によると、アプリの品質に不満があるユーザーの84%は、二度と起動しないそうです。
起動しなければ、広告の表示回数も減ります。課金ユーザーの母数も減ります。スマホアプリでビジネスをしようという場合、「品質」は非常に大事なテーマです。
◆クラッシュ解析サービス「SmartBeat」
さて、IDCFクラウドは本日、クラッシュ解析サービスのSmartBeat(提供:FROSK株式会社)と連携を開始しました。シングルサインオンで利用できるこのツールは、「品質」の課題を解決します。
SmartBeatのSDKをアプリに入れて配布すると、リアルタイムにユーザーのスマホ端末からエラーやクラッシュの情報がSmartBeatに送られてきます。情報は自動で優先順位付けされるので、効率的に品質を高めていくことができる、というわけです。
◆こんな方におすすめ
- ゲームアプリの開発者の方
Unityやcocos2d-xに対応し、これらゲームエンジンの挙動を踏まえて検知するため、これまで見逃していたエラーやクラッシュも検知が可能です。またエラーやクラッシュがユーザーに与える影響度を元に、独自のアルゴリズムでスコアリングをするので、「◯◯点以上を目指そう!」とチームで開発を進めていく上での意識合わせに役立ちます。
- 最近アプリ開発・提供に参入した会社
アプリ開発の体制やノウハウがない場合、リリース前のテストでは「検証端末をすべて揃えるのは難しい、どこから手を付けていいのかわからない、でも納期が迫っている…」といった状況に陥りがちです。 SmartBeatは日本語で、自動でエラーやクラッシュがグループ化・優先順位づけされるなど、わかりやすいUIのため、短納期でリリースさせたあとも、素早く改善のサイクルを回すことができます。
- 非エンジニアのアプリ担当
スマホの普及にともない、まずは外部の開発会社にアプリの制作だけ依頼するケースも増えています。依頼主がディレクターや販促担当者といった非エンジニアの場合は、重要なエラーやクラッシュの内容を正確に把握し、開発会社に伝えるのも一苦労です。SmartBeatではわかりやすいUIに加え、エラーやクラッシュが起こる直前の画面キャプチャも取得できるので、コミュニケーションも円滑化できます。
◆使ってみましょう
SmartBeatはFROSK株式会社が従来より提供していますが、今回、IDCFクラウドからシングル・サインオンするお客さまには特典があります。無料トライアルが通常14日間が30日間利用できます。スマホアプリを開発/提供されている方は、次のアプリのアップデートで試してみてください。
1.クラウドポータルの「提携サービス」から、「SmartBeat」をクリック
2.シングルサインオンにあたり、Eメールアドレスを利用することや、SmartBeat提供元のFROSK社のプライバシーポリシーを確認し、「ログイン」をクリック
3.会社名とユーザ名を入力し、プライバシーポリシーと利用規約を確認してチェックを入れ、「アカウントを作成する」をクリック
4.無事、SmartBeatの管理画面にシングルサインオンできました。
真っ白!ですが、これはエラーではありません。ここからアプリケーションを追加しSDKを組み込むと、画面で状況が確認できるようになります。設定の方法は、SmartBeatのページを参照ください。
◆なぜIDCFクラウドから連携?
IDCFクラウドでは、パートナー企業とともにお客さまの課題を解決する「エコアライアンス」の取り組みを進めています。
IDCFクラウドをご利用のお客さまは、ゲームや会員制サービス、ECサイトなど、Webでサービスを提供する会社様が非常に多くいらっしゃいます。近年、スマホアプリの提供を開始するお客さまも多く、スマホアプリをいかにマネタイズするかがビジネスの課題となっています。
IDCFクラウドでインフラを詰まらせないこと、そして、SmartBeatでアプリ品質を高めエラー・クラッシュを起こさないこと。コンテンツの中身以外のところでアプリのユーザーをがっかりさせないために、タッグを組もう!と相成りました。
本記事の冒頭にお伝えしたようなエラーやクラッシュに関する情報は、6/23夜に六本木で行うイベント「OnlineGame Dev Night vol.1」でも詳しくFROSK様よりお話いただく予定です。 本イベントでしか見られない貴重なデータも多数ご紹介いただけるとか…気になる方はチェックしてみてください。
https://idcf.doorkeeper.jp/events/45615
また写真で登場したエバンジェリストの藤城も「試験傾向と対策 ~ 負荷試験から攻撃対策まで ~」と題したセッションを予定しています。ご期待ください。
今後もIDCフロンティアは、ゲームやアプリ開発者に嬉しいサービスを提供していきます。
- 参考文献:uTest White Paper「The Risks and Consequences of Poor App Quality」2014年1月