7月15日~17日、600名近いネットワーク技術者が福岡県北九州市に集結し、「JANOG36 Meeting」が開催されました。今回のホストはBBIX株式会社と我々IDCフロンティア(初)。約2年前のホスト応募時から”北九州を盛り上げたい“という想いで準備をしていましたが、7月5日には北九州市にある 官営八幡製鐵所 の世界文化遺産登録決定などもあり、IDCFにとってメモリアルなJANOGになりました。
※JANOG 『日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ (Japan Network Operators’ Group
本会議では、メインホールである北九州国際会議場を中心に3日間で31もの講演プログラムが組まれ、IDCFからも2名が登壇させていただきました。
まずは、ネットワークイノベーション部の佐久間による 「アドテク、IoTの登場によって変化するDDoS防御のあり方」 。
「DDoSは守りのサービス(システム)ではあるが、守りばかりやりたくないので攻めていきたい。2020年の東京オリンピックという大きな目標もある。(DDoS対策は)一事業者でやったとしても限界があるため、各社が一丸となって撲滅できるように取り組みたい。そのためには、各事業者間での連携を強化し、ネットワーク全体での対策が出来るようになるべき。」と結び、JANOG初参加にして初講演、さらに「ガールズトーク in JANOG36」等、強力な他5つのプログラムとの同時間帯開催というプレッシャーの中での講演を終えました。
2日目は、R&D室 井上が登場。
IDCFの中でも屈指の講演回数を誇る井上、ネットワークエンジニアにとって、まだ敷居の高くクリアすべき課題も多い 「API/Web化によるネットワーク自動化」というテーマは参加者の興味も非常に高く、スライドをめくるたびにあちこちで響くシャッター音に、「控えめにお願いします」とのアナウンスがなされたほどでした。
こちらは、Ustreamのアーカイブが期間限定(8/3夜まで)で公開されていますので、是非ご覧ください。
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog36/program/api
また、「北九州ココスマ体験ツアー」と「IDCフロンティア最新データセンターツアー」をセットにした参加者向けのオプションツアーも開催されました。
OECDグリーンプログラムのアジア初の認定都市となった北九州市。八幡の歴史から節電所やBEMS(ビル内の配電設備、空調設備、照明設備、換気設備、OA機器等の電力使用量のモニターや制御を行うためのシステム)、外気空調の最新DCなど、実稼働するスマートコミュニティ北九州市の過去と未来が半日でわかる!といった内容が非常に好評でした。
2日目の夜に行われた大盛況の懇親会。雨の中、本会議でJANOGの歌を披露したペッパー君もカッパ姿で台車に揺られ駆けつけてくれました。
そして、JANOGミーティングを支えるのは有志による実行委員です。
IDCFとしてはホストは初めてですが、JANOGミーティングにはスタッフとしても過去に何度も参加している林(IDCF技術本部長)は、実行委員について「皆さん会社になんらかの理解を得て自らの意志で参加しています。ニュートラルに一(いち)エンジニアとして所属も年齢も関係なく取り組み、 有意義な内容にしたいという良いモチベーションと失敗できない厳しさのバランスに支えられていると思いますし、JANOG36が無事に開催できたのは忙しい中寝る間も惜しんでこの場を作り上げてくださった実行委員のみなさまのおかげです。
今や様々な技術系コミュニティがありますが、ITインフラは人のつながりでできているのを示す原点のような場です。特に若手エンジニアにとってはここで各事業者や先輩たちと同じ目標に向かって一丸となれることは後々の大きな財産になるはずです。 未熟な部分もあり叱られる場面もありましたが、失敗できる場というのも重要。いろいろな意味で続けていかないといけない場だと思っています。」と語っています。
台風11号が接近するの中での開催でしたが、無事、全てのプログラムを終えることができました。関係者の皆さまの多大なご協力、誠にありがとうございました!!
最後に、今回のJANOG36に多大な協力をいただいた協賛スポンサーのみなさまに深く御礼申し上げます。
▼協賛スポンサー様一覧
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog36/host