9月12日~13日に開催されたツール・ド・東北2015が幕をおろしました。
IDCFから参加したライダー16名全員が完走を果たし、応援のために早朝から駆けつけた社員達と一緒に大会を満喫することができました。
「ツール・ド・東北」ってこんなイベントです
ツール・ド・東北は、東日本大震災からの復興支援目的のため、2013年から河北新報社とヤフーが主催しているサイクリングイベントです。長い道のりとなることが予想される復興を継続的に支援し、東日本大震災の風化を防いで被災地域に定期的に人々が訪れる機会を提供することをめざして、10年にわたる開催を志しています。
コースは三陸の雄大な自然の中を走りながら、被災地域の「今」を見て感じることのできる設計がされています。1回・2回大会のスタート/ゴール地だった石巻市だけでなく、被災地域内のさまざまな土地にも送客/集客できるように今年は気仙沼市をスタートし石巻市でゴールする、ワンウェイのコースが新設されました。
http://tourdetohoku.yahoo.co.jp/2015/
コース上の休憩箇所であるエイドステーションでは、ライダーだけでなく多くの方々にツール・ド・東北をきっかけに東北へ足を運んでいただくことを目的として、東北の旬の食材を使用したフードイベント「ツール・ド・東北 応“縁”飯」も提供され、スタートから19km地点、全コースで最初の休憩所である女川エイドステーションでは、女川町の郷土料理である秋刀魚のつみれ汁(女川汁)が振る舞われました。
「ツール・ド・東北」を象徴するコトバ
”これからも海と向き合い、海と共存していく”
今回お話しを聞く機会をいただいた、女川の被災者の方のお話です。
「女川は防波堤を作らないことをいち早く決めました。海に囲まれた町で海とともに生きてきた私たちは、海が見えなくなることを選ばず、その代わりに、津波が来ても逃げられる、建物は失っても人命は失わない町作りをしています。今までも海と共存してきたので、これからもそうします。また、今までいろいろな支援で助けて頂きました。これからは支援ではなく自分たちで自立しなければならないので、こうして皆さんに来ていただけること、産地のものを帰ってからも買っていただけることが自立につながります。」
と語ってくださった内容が心に響いています。こちらも是非読んでみてください。 http://www.rise-tohoku.jp/?p=8884
”仮設住宅の前からの声援。ここでくじけるわけにはいかない”
参加したライダーからは「コースはアップダウンが激しく、きつい上り坂では降りて自転車を引いて歩いたら楽だろうなって何度もくじけそうになった。でも、沿道や、仮設住宅の前から”がんばれ!”と応援してくれる人がいて、ここでくじけるわけにはいかないって。最後は気力だけでした」というコメントもありました。
”いつの間にかほとんどのライダーを見送っていました”
今回初参加の応援隊からのコメントです。
「最初はIDCFの社員を応援するつもりでした(笑)16名なのでそんなに大変じゃないかなーって。でも、ライダーが続々と前を通り過ぎ、そのたびに応援していたらライダーが嬉しそうな顔で手をあげて応えてくれるんです!気付いたらほとんどのライダーを見送っていました(笑)」
そして・・・笑顔、笑顔、笑顔!!!
こちらはもうコメント必要ないですね。とにかくたくさんのステキな笑顔が見られました!
今回私はIDCF社内の事務局として初めて参加し、微力ではありますが、復興支援に寄与できたこと、社員はもちろん、現地の方々の本当にたくさんの笑顔が見られたことをとてもうれしく感じています。
そして、社内の絆、「One Team」もさらに強まったことを肌で感じることができました。